芥川龍之介の童話(huà)について

李奕瑛

1.芥川龍之介の生い立ち

芥川龍之介（1892年3月1日～1927年7が24日）は、主に日本の大正期に活発の文學(xué)活動(dòng)を行った耽美主義一派の小説家であり、號(hào)は澄江堂主人（ちょうこうどうしゅじん）で、俳號(hào)は我鬼である。1927年7月24日の未明に自宅で睡眠薬の過(guò)多摂取により、35歳で彼の11年間に及ぶ短い文學(xué)的な生涯が閉じされる。彼の短い文學(xué)生涯に反して、殘されている作品は量的に少なくない。インタネット上の『青空文庫(kù)』だけでも、公開(kāi)されている彼の作品375點(diǎn)を確認(rèn)することができる。その中には、166篇の短編小説と生涯に一遍しか書(shū)いてない長(zhǎng)編小説それに數(shù)が膨大なエッセイと旅行記また文學(xué)評(píng)論などが含まれている。芥川龍之介の天才的な文學(xué)的気質(zhì)は主に彼が書(shū)いた短編小説により認(rèn)められており、生涯に一遍しか書(shū)かなかった長(zhǎng)編小説は世間から認(rèn)められることはなかった。

フランスのギ·ド·モーパッサン（1850年8月5日～1893年7月6日）やロシアのアントン·パーヴロヴィチ·チェーホフ（1860年1月29日～1904年7月15日）それにアメリカのオー·ヘンリー（1862年9月11日～1910年6月5日）のように主に短編小説を書(shū)いており、日本の大正時(shí)代の文壇を風(fēng)靡した短編小説大家であると言えるだろう。そのような意味で、芥川竜之介の死（1927年）は大正時(shí)代の終わり（1926年）と重なるので、或る意味で大正文學(xué)の終わりを象徴する意味でも論じられている。

2.芥川龍之介の童話(huà)

芥川龍之介の生涯においての166篇に至る短編小説のうち、『劇作三昧』（1918）や『地獄変』（1919）年それに『沼地』（1920）などに代表される蕓術(shù)至上主義を信奉する短編小説があるかとしたら、『羅生門(mén)』（1915）と『鼻』（1916）のように日本古典からストーリを借用して日本の大正時(shí)代を生きている人間たちのエゴイズムを批判する小説もあり、『河童』のように日本の大正時(shí)代を生きているインテリたちの心の葛藤や悩みを書(shū)いている小説もある。それに、彼の短編小説の中には、『蜘蛛の糸』（1918）や『杜子春』（1920）のように古今中外の古典からストーリを借用して、日本の大正時(shí)代を生きている子供たちの啓蒙と教養(yǎng)のために書(shū)いた一群の児童文學(xué)も存在しているということは看過(guò)できない部分である。

1918年、「日本の児童文化運(yùn)動(dòng)の父」と呼ばれる鈴木三重吉は、児童雑誌『赤い鳥(niǎo)』を創(chuàng)刊した。これをきっかけにして芥川龍之介は鈴木三重吉の請(qǐng)託を受けて雑誌の『赤い鳥(niǎo)』増刊號(hào)に初めて童話(huà)作品―『蜘蛛の糸』を発表した。その後、芥川は主に『赤い鳥(niǎo)』を中心に童話(huà)作品を相次いでを発表する。しかし、その雑誌に収録された作品のほかに、どのような作品が児童文學(xué)に屬するか、現(xiàn)在でも研究者の間で意見(jiàn)が分かれている。

研究を進(jìn)める前に、まず芥川の童話(huà)作品はいくつあるか、どの作品まで童話(huà)に定義できるか。それらの問(wèn)題を解決する必要がある。

まず、『芥川龍之介大事典』の「児童文學(xué)」の項(xiàng)に含まれる作品と発表誌は、「蜘蛛の糸」『赤い鳥(niǎo)』、「犬と笛」『赤い鳥(niǎo)』、「魔術(shù)」『赤い鳥(niǎo)』、「杜子春」『赤い鳥(niǎo)』、「アグニの神」『赤い鳥(niǎo)』、「三つの寶」『良婦の友』、「仙人」『サンデー毎日』、「白」『女性改造』、「白い子貓のお伽新」、「三つの指輪」未完、「トロッコ」『大観』、「百合」未完、「桃太郎」『サンデー毎日』、「虎の話(huà)」『大阪毎日新聞』、「猿蟹合戦」『婦人公論』、「教訓(xùn)談（かちかち山）」『現(xiàn)代』、「物臭太郎（部分）」など17の作品が含む。

つぎ、各論で芥川の児童文學(xué)作品をどのように區(qū)分けているかを紹介したい。

滑川（1958）は芥川が児童文學(xué)的意識(shí)を持って書(shū)いた作品としては、「蜘蛛の糸」「犬と笛」「魔術(shù)」「杜子春」「アグニの神」「三つの寶」「白」の七編を挙げた。このほか、尾崎（1970）は「蜘蛛の糸」「犬と笛」「魔術(shù)」「杜子春」「アグニの神」「仙人」「三つの寶」「白」の完成品を八編を紹介した。

また、関口（1982）は芥川には、未完品一つを含めて九編の童話(huà)を述べた。それは、「蜘蛛の糸」「犬と笛」「魔術(shù)」「杜子春」「アグニの神」「仙人」「三つの寶」「白」の完成品と、「三つの指輪」未完品である。

そのほか、芥川生前は計(jì)畫(huà)された童話(huà)集『三つの寶』には、「蜘蛛の糸」「魔術(shù)」「杜子春」「アグニの神」「三つの寶」「白」の六編が収録されている。

芥川の童話(huà)を論じるとき、どの作品は童話(huà)とするのに対して、論者によって違う。主な區(qū)分の特徴は、「仙人」はあるか、未完品を含むか、芥川の童話(huà)集『三つの寶』に収録されるか、子供向けの雑誌『赤い鳥(niǎo)』に収録されるか。

そのなか、『三つの寶』の中の作品は芥川が自分で選んだのから、童話(huà)に數(shù)える問(wèn)題ない。そして、児童雑誌『赤い鳥(niǎo)』の作品はもちろん童話(huà)である?！赶扇恕工摔稀ⅰ弗去啸圣贰工趣いρ匀~がある。それは、芥川が児童文學(xué)を表すとき好んで使用した単語(yǔ)である。だから、童話(huà)とみるべきである。未完品は考察できないから、のぞくべきである。以上をまとめると、芥川龍之介の童話(huà)作品は『蜘蛛の糸』『犬と笛』『魔術(shù)』『杜子春』『アグニの神』『三つの寶』『仙人』『白』などの8篇である。

3.まとめ

芥川龍之介が日本の近代文學(xué)を代表する作家であるが故に彼の文學(xué)に対する研究は日本をはじめとして、中國(guó)や韓國(guó)、臺(tái)灣などを中心とするアジア諸國(guó)で盛んに行われてきており、引いては歐米でも最近芥川龍之介文學(xué)に関する研究が最近一部見(jiàn)られている。

筆者は、中日には、芥川の作品について、ここ五十年間ぐらいの論文を調(diào)べると、萬(wàn)以上の作品論の中で、芥川の童話(huà)にかかわる論文は、ただ百編ある。だから、筆者は新しい芥川像を求めるために、その角度を選んだ。その分野の研究に対して役に立てればいいと思う。

參考文獻(xiàn)

[1]関口安義『芥川龍之介と児童文學(xué)』、地方·小出版流通センター2000年

[2]芥川龍之介『三つの寶』日本図書(shū)センター2006年

[3]司武治《論芥川龍之介的杜子春與中國(guó)古典文學(xué)》暨南大學(xué)2013年

[4]王亞「芥川龍之介の「杜子春」はどんな物語(yǔ)なのか―児童文學(xué)の視點(diǎn)から読み解く」北京外國(guó)語(yǔ)大學(xué)2015年

[5]李笑笑《芥川龍之介小說(shuō)敘事視角初探》湖南師范大學(xué)2015年

[6]平野晶子「杜子春の選択「人間らしい、正直な暮し」とは何か」近代文化研究所紀(jì)要2016年

[7]沈韻「芥川龍之介の児童文學(xué)研究―「蜘蛛の糸」「杜子春」と「河童」を中心に」南京工業(yè)大學(xué)2016年

[8]呂家「芥川龍之介の児童文學(xué)における「真善美」―童話(huà)集『三つの寶』をめぐって」上海外國(guó)語(yǔ)大學(xué)2017年

（作者單位：延邊大學(xué)）