王霞
(華中師范大學外語學院,湖北 武漢 430079)
在學習日語的アスペクト時,一般都是以一個句子為基礎來考察アスペクト的語義及語法功能。
例如:(1)私は今テレビを見ています。テイル形表示動作的持續(xù)。
(2)壁に絵がかかっています。テイル形表示變化結果的持續(xù)。
在學習過程中,甚至還會碰到這樣的界說:A在表示動作持續(xù)的テイル句中,動詞為動作動詞;B在表示變化結果的持續(xù)的テイル句中,動詞為變化動詞。顯然,在這里對于テイル的使用研究,只局限在了單句中。但是,“盡管在語言研究中將語言進行適當的切分,然后分別加以研究是必要的,但是將切分后的語言成分孤立地加以研究卻是不恰當的,有必要結合切分前的語境、與該成分相關的其他因素和其他層面來加以研究。”(劉虹 2004)由此可以看出,依據文章的脈絡來考察アスペクト的使用也是很有必要的。
本文試圖從“句群”的角度出發(fā),通過考察在文章的脈絡關系中,アスペクトの~テイル(~テイタ)表現的展開形式,來探尋テイル形使用上的特征。嘗試借此打破以單句為單位來考察日語アスペクト的思維方式,希望為日語學習者從一個新的視角探明一條日語アスペクト用法的習得之路。
本文選用的對象文本為日本當代小說家宮本輝的作品『花の降る午後』。宮本輝,生于1947年。是近年來備受中文讀者關注的一位日本作家。代表作有《泥河》、《幻之光》、《錦繡》、《避暑地的貓》等。本文從『花の降る午後』這一文本中抽出所有出現アスペクトの~テイル(~テイタ)表現的段落。在考察兩句或兩句以上的アスペクト表現和非アスペクト表現的展開形式時,筆者發(fā)現,當前句為表現視覺行為的動作句時,后句則會出現テイル句,具體描寫視覺行為結束后,映入眼簾的對象物的狀態(tài)或具體的內容。具體用例如下:
(1)前句為表現視覺行為的動作句。
(2)后句使用テイル句來具體描寫視覺行為結束后,映入眼簾的對象物的狀態(tài)或具體的內容。
例1①そう言って、調理場へ降りて行った。②典子は窓から港に視線を投じた。③遠くの海は、すでに冬の色をしていた。④男女の関係が、戀だけで済むのなら、どんなに気楽だろうと典子は思った。⑤世の中には、それをじつに簡単にやってのける人間がたくさんいるのに……(P.361)[1]
分析:①動作句「~降りて行った」
②動作句「~視線を投じた」
③表示結果持續(xù)的テイル句「~冬の色をしていた」
④心理描寫句「~典子は思った」
⑤存在句「~たくさんいるのに」
第②句描寫典子的視覺行為(視線を投じた),第③句則使用表示結果持續(xù)的テイル句來對視線投向的對象“港口”的狀態(tài)進行具體的描寫。兩句屬于“視覺行為—映入眼簾的對象物的描寫”這樣一種語義關系。
例2①そう言って、アルバムをめくり、一枚の寫真を典子に見せた。②丸い大きなテ
ーブルに、十二、三人の外國人が、頬杖をついたり、肩を組んだり、ポーカーの手を止めたりして寫っている。③「戦爭が始まってすぐのころ、そのクラブで撮ったんだよ」(P.23)
第①句是與視覺行為相關的動作句(見せた),第②句則使用表示結果持續(xù)的テイル句來對視線投向的對象“照片”的內容進行具體的描寫。
例3①典子はよく整頓された調理場の壁に掛けてある予定表に目をやった。②そこには、向こう一ヵ月間の予約客とか、手に入りにくい材料を必要とする料理をメニューに加える日とかが書き込まれている。③その予定表の、八月十日から二十日までは空白になっていた。④アヴィニョンの開店以來、いつのまにか決して変更しない慣例のようになってしまった夏期休暇だった。(P.83)
第①句描寫典子的視覺行為(目をやった),第②、③句則使用表示結果持續(xù)的テイル句來對視線投向的對象“預約表”的內容進行具體的描寫。
在整個文本中,符合此種語義關系的テイル形的例子共有19例。由于篇幅所限,不再列出其他例子所在的段落,只將段落中出現了テイル形的前后兩句摘出。
例4③動作句(典子は名刺の表に目をやった)-④所屬職業(yè)(高見は東京の渋谷にあるデザインスタジオに勤めていた)P.17
例5①動作句(「いらっしゃいませ」と挨拶をして、それとなく水野の表情を窺った)
-②結果持續(xù)(水野は、いつもと変わらない動作で、メンバーをテーブルに案內
し、他の二人のウェイターとともに、椅子を引いて、席につかせていた)P.42~43
例6①動作句(……と挨拶し、水野の手にある註文用の用紙を見た)-②結果持續(xù)(コース料理をそのまま註文していたが、水はフランス製のミネラルウォーターを要求していた)P.136~137
例7①動作句(荒木美沙が、典子の目を見つめて言った)-②結果持續(xù)(色白の細面の顔の中で、そこだけ調和が崩れるかのような切れ長の目はきつく、幾分吊りあがっている)P.137
例8①動作句(高見は、両方の掌を拡げて、典子に見せた)-②結果持續(xù)(冷房が強すぎて寒いくらいの喫茶店で、高見の掌は汗で濡れていた)P.162
例9②動作句(その聲で、典子は驚いて振り返った)-③結果持續(xù)(一面識もない中年の男が、色の薄いサングラスをかけて立っていた)P.163
例10①動作句(典子は、ほとんどがダイレクトメールだとか、冬物衣服の展示會の招待狀だとかの郵便物の中に、墨で書かれた封書をみつけた)-②結果持續(xù)(松木精兵衛(wèi)からで、秘書ではなく松木自身によってしたためられている)P.208~209
例11②動作句(かつて甲斐家の若夫婦の寢室だったドアのノブを見つめた)-③動作的反復(典子がいつ帰って來てもいいように、リツは毎日、キヨにその部屋の掃除をさせていた)P.262
例12①動作句(典子は、うつぶせたまま、ベッド脇の臺を見やった)-②動作持續(xù)(ルームランプやフットランプのスウィッチの上に、デジタル時計の數字が光っていた)P.311
例13①動作句(部屋係の女は、とまどいの視線を典子に向けた)-②結果持續(xù)(典子の品の良さと、物慣れたやり方は相反するようでありながら、どこかで典雅な雰囲気をかもしだしていた)P.326
例14④動作句(典子は、亡き夫の、中學生のときの顔を見つめた)-⑤結果持續(xù)(すまし顔が崩れかけていた)P.387
例15①動作句(典子はそうつぶやいて、ヒイラギの枝越しに夜空を見あげた)-②結果持續(xù)(星は雲に隠れてしまっていた)P.402
例16[12]動作句(典子はリードの寢室を見あげた)-[13]結果持續(xù)(明かりは消えていた)P.411
例17①動作句(部屋からは、堂島川と、ビルの屋上に設けられたテニスコートが見えた)-②結果持續(xù)(長雨にたたられて、長いこと誰も使っていない筈なのに、テニスコートはなぜか煌々とした照明に照らされていた)P.463
例18①動作句(みんなが、あとかたづけを始めたとき、典子はこっそり二階にあがって部屋を覗いた)-②結果持續(xù)(明かりは燈っていなかった)P.492
例19③動作句(典子は暗い部屋の中から、坂道を見た)-⑤動作持續(xù)(しかし、新しく出來たスナックの、けばけばしいネオンの余光がやっと屆くあたりの、西洋館の角に、高見は立っていた)P.492
通過以上的這些例子可以發(fā)現,在句群中,當前句使用了「視線を投じる」「見せる」「目をやる」「窺う」「見る」「見つめる」「振り返る」「みつける」「見やる」「向ける」「見あげる」「見える」「覗く」等與視覺行為相關的表達時,后句的謂語部分都使用了テイル形。而在語義上起到銜接作用的,便是視線投向的對象物的狀態(tài)描寫或具體內容的描寫。這些對象物有「港」「寫真」「予定表」[名刺の表]「表情」「用紙」「目」「掌」「封書」「ノブ」「臺」「典子」「顔」「夜空」「寢室」「テニスコート」「部屋」「坂道」等。
本文突破了以單句作為研究對象,嘗試從前后句子的語義銜接上考察了アスペクトの~テイル(~テイタ)表現的使用情況。在實際的語言使用過程中,視覺行為的描寫句與「テイル」的使用存在著語義上的銜接關系。筆者希望以此為契機,能在日語學習中擴展對于アスペクト的習得視域。同時,在閱讀理解和日語寫作的教學指導這一環(huán),指導者是否可以跳出以前的思維模式,對于句子以上層面的アスペクト表現的使用規(guī)則,努力多加探尋。
[1]寺村秀夫.日本語のシンタクスと意味Ⅱ[M].くろしお出版,1984.
[2]長田久男.國語文章論[M].和泉書院,1995.
[3]山森良枝.「日本語におけるアスペクトと談話の理解について」人工知能學會研究會資料SIG-SLUD-9801-3(6/5),[A].1998.
[4]劉虹.會話結構分析[M].北京大學出版社,2004.引用文本:宮本輝『花の降る午後』講談社文庫 2006.